わん、にゃん  随想

henbo

2014年10月22日 10:00

日本ワイン


日本の地で栽培し醸造するワインは、矢張り口に合う感じがします。
日本の風土がそうさせるのでしょうか。

日本で栽培される品種の中で、日本の固有種は「甲州種」だそうです。
ここは山梨が近いので、ワインを注文すれば翌日には届きます。

最近グルジアの駐日大使が甲州市勝沼のワイナリーを訪問し、「ここのワインは、グルジアのワインに、香りと味わいで通じるものがある」と言ったそうです。

ところで、広島の「酒類総合研究所」でDNA鑑定の結果、「甲州種」の元は「ビニフェラ種」のDNAが多いと、明らかにしたそうです。
これだけでは何のことか分かりませんが、「ビニフェラ種」というのは、コーカサス地方が原産で、つまりそこには“グルジア”がある訳です。
ここで、“グルジア”と“日本”が繋がりました。

グルジアワインは世界最古の8千年の歴史があるそうです。ぶどうが日本に伝わったのは1千年位前と云われています。
ワイン一つといえども、長い歴史と世界の繋がりがあるものなんですねえ。

柏 杜: そのグルジア駐日大使のレバン・ツィンツァゼさんという人はワインを飲んで、「味と香りが
      グルジアワインに似ている」なんて良く分かったね。
かんな: 「ソムリエ」っていうでしょうが。 ワイン通の人は凄いんだから。 本当に驚くよ。 
      何でも当てちゃう。  父ちゃんじゃ―無理だけどなー。

柏 杜: ところで、「国産ワイン」と「日本ワイン」の違いを知ってるかい。
      「国産ワイン」は、輸入したブドウ果汁や外国産ワインを混ぜて、国内製造されたもの。
      「日本ワイン」は、国内で栽培・収穫されたブドウだけで製造されたもの、だって。
かんな: これからワイン飲む時は、父ちゃんもしっかり味わって飲みなさいね。


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